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海辺での回想

005

2011書TENメンバーが事前に揃い、新潟展への思いをかなり自由に述べ、意見集約を行ったのは今年7月末。

その折、東日本大震災に思いを寄せ、今年のテーマは―生きる―に決まる。。。

が、当初の会合予定時間を3時間に延長しても話し尽くせず、不完全燃焼感が強く残ったことを覚えている。

このモヤモヤは、通常ならぬ非常時において書展開催や在り方を考えた時、必ず襲われる無力感から来るもの。。。

けれど、書TEN準備資料に綴られていた一文に助けられた。

『まずは東日本大震災にて被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

宮城・福島・岩手など被害が甚大な地域のみならず、千葉・茨城など多くのところからメディアなどを通してその悲惨なようすが伝えられています。無事であったモノは何をすればいいのかと考えさせられた三カ月でした。

こんな時「筆など持っている場合ではない」と言っている書友もいます。しかし、瓦礫を撤去する重機の免許もない、医療の知識も技術もない、被災者を励ます歌声もない私にとって、「書」でしかなにかをできないなと思っているところです。。。』

一日も早く被災地復興が進み、被災者に落ち着いた日々が戻ることを願い、その願いを作品に込め、今は書くことだけに集中しよう。

そして、テーマ作品として、陸奥の「生きる」力強さを讃え信じる歌を書こうと思った。

「みちのくは けなげなる国いくたびも 打ちのめされて 立ち上がりし国」

(長谷川櫂『震災歌集』より)

 

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