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草の花は、なでしこ

001 9月の教室では寸松庵色紙(伝・紀貫之)から、写真「夜しの可者支しのやまぶき布く可ぜ…」を習いました。

寸松庵巻頭を飾る有名な色紙「むめのかをそでにうつしてとめたらば…」と同様、この歌も鮮やかな筆跡が読み取れます。

まずは一度書きます。すると、一見した時には感じなかったタテ12.5xヨコ11.5cmの小宇宙の偉大さに脱帽!するのです。 その後は「山椒は小粒でぴりりと辛い」とつぶやきながら、ひたすら謙虚な気持ちで古筆臨書に励むことになります。

二玄社刊書道技法講座(杉岡華邨編)によれば、この散らしの形式は高低式B、五行の行頭は低高、行脚は高低の繰返し鍋底型。文字の傾斜、第三行と五行に墨量の多い太い線、強い線の多使用が変化を生み出している、などとあります。

教室後半では、秋の七草から「なでしこ」を選び、059

信濃撫子が描いてあるカードに清少納言が詠んだ「草の花は、なでしこ。 唐のはさらなり、大和のもいとめでたし」(枕草子)を書いてみました。今日習った高低式Bを意識するならば、草の花を少し下げて書き始めれば良かったのだと気づきオデコを叩きました。

003 あきはぎの花さきにけり…」(高低式C)の色紙が宿題に出て気が重いのですが、10月の課題「月うさぎ」は楽しみです!

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