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2009年9月

秋の独立選抜書展

週末、賑わう上野へ。

都美術館へ向かう時、必ず眺めるのは公園内右手に拡がる中央噴水、その後方にたたずむ荘厳な東京国立博物館・本館。そして、林を抜け出て都美入り口までの百歩ほどの間は前方に博物館から続く敷地に鎮座する黒門です。024005

重要文化財などの歴史的建造物が立ち並ぶこの一角は魅力的。今は山が偉大すぎて遠くから見守るだけのサポーターですが、いつかきっとこの未踏の地を制覇したい!

さて、秋の独立選抜書展です。第一室から四室までが会員の小品、秋を題材にした素敵な漢字・かな作品に出会いました。それぞれ趣向を凝らした自由表装も興味深いものでした。小品はこれほど天井高がないスペースでの展示が更に落ち着いた効果をもたらすのでは。。。

写真は秋本耿雨氏『秋野尾花』(万葉集)、上松桂扇氏「むすびめのゆるびし如く蓮ひらく」、堀桂葉氏「白菊のゆふかげふくみそめしかな」020010 018 014   そして、国吉幸舟先生の半切作品は「吊橋や百歩の宙の秋の風」(秋桜子)です。釈文票には「自然の流れの中で期せずして生まれた作」という言葉が添えられてあり、何度も読み返し心に刻みました。

多くの学びと刺激を頂いた書展は10月3日まで。

掲載写真の傾き等お許しください。

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箱根の秋

この秋の連休(シルバー・ウィーク?)最終日に、あわてて箱根・仙石原へ滑り込みました。

内容は毎度変わり映えしない定番メニュ―ですが、家事からたった一日でも解放される主婦の喜びは大きい! 食べては散歩と温泉のお気楽時間をすごした結果は一キロほどのプチ太り。。。030 029 028 037 043 045 052

西湘バイパスを降り、早川沿いにしばらく走るともう箱根湯本です。湯本橋袂の「はつ花」では大盛り貞女そばをつるつるっと頂きます。

仙石原のハイランドホテルへ到着すると、まづは金時山と小塚山に向かい再会の挨拶。それからホテルの広大な庭を散策。栗やドングリの実が沢山落ちていて、そのかわいい形はサンダルにボンド付けして持ち帰りたいほど。ハンモックに寝て見上げた秋空はゆったり穏やか。ススキの原で見た景色も良かったな~

夕食はいつものSolo Pizzaへ。モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ、チェダーチーズがっつりのクアトロフォルマッジはビールにピッタリでお薦めです。

翌日は、芦ノ湖で海賊船に乗ろう!の提案に、なんで今更!と即刻却下。元箱根へ回り玉村豊男ライフアートMUSEUMへ。氏の多彩な才能は軽井沢のヴィラデストで育てているブドウのように枝が伸び実を結んでいるねと感嘆の溜息。

家に無事帰り着き、箱根の秋にワインで乾杯!でした。

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草の花は、なでしこ

001 9月の教室では寸松庵色紙(伝・紀貫之)から、写真「夜しの可者支しのやまぶき布く可ぜ…」を習いました。

寸松庵巻頭を飾る有名な色紙「むめのかをそでにうつしてとめたらば…」と同様、この歌も鮮やかな筆跡が読み取れます。

まずは一度書きます。すると、一見した時には感じなかったタテ12.5xヨコ11.5cmの小宇宙の偉大さに脱帽!するのです。 その後は「山椒は小粒でぴりりと辛い」とつぶやきながら、ひたすら謙虚な気持ちで古筆臨書に励むことになります。

二玄社刊書道技法講座(杉岡華邨編)によれば、この散らしの形式は高低式B、五行の行頭は低高、行脚は高低の繰返し鍋底型。文字の傾斜、第三行と五行に墨量の多い太い線、強い線の多使用が変化を生み出している、などとあります。

教室後半では、秋の七草から「なでしこ」を選び、059

信濃撫子が描いてあるカードに清少納言が詠んだ「草の花は、なでしこ。 唐のはさらなり、大和のもいとめでたし」(枕草子)を書いてみました。今日習った高低式Bを意識するならば、草の花を少し下げて書き始めれば良かったのだと気づきオデコを叩きました。

003 あきはぎの花さきにけり…」(高低式C)の色紙が宿題に出て気が重いのですが、10月の課題「月うさぎ」は楽しみです!

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アンリ・リヴィエール展

002先日、ふらっと立ち寄った神奈川県立近代美術館・葉山。

そこで手にしたパンフレットには≪海の夜≫「自然の様相」より(1897年)リトグラフが掲載されてます。

空と海のブルー、その下に書いてある画家の美しいサインに魅かれ、アンリ・リヴィエールの世界を訪ねました。

オルセー美術館とフランス国立図書館所蔵の木版画、エッチング、リトグラフ、水彩画など展示作品170点のほとんどが日本初公開だそうです。どれも興味深いものばかり。

ここで、フランスの浮世絵師と呼ばれる彼の作品を一点ご紹介。008 『エッフェル塔三十六景』建設中のエッフェル塔、トロカデロからの眺め(1902年)です。

北斎や広重に心酔し浮世絵に影響を受けた作品には、Henri RiviereからhとRを組み合わせたモノグラム印が押されてます。

ミュージアムショップで購入したPost Cardは建設中のエッフェル塔と雪模様の中を傘さし歩く人に楽しい切り込みが入っています。 

写真はそれを折立て、さらに建設中のエッフェル塔の背後に「祝・横浜開港150周年」でおしゃれに生まれ変わった横浜マリン・タワーを並べてみました。ついでに東京タワーも並べるとよかったかも。

この展覧会を観て、私の好きな画家ランキングのベスト3にH・リヴィエールが躍り出ました! ☆♪。・::・゜祝 ゜・::・。♪☆

ちなみに第一位のA.・ワイエス、二位のC・ラーションは不動です。。。 

 

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